人間関係が悪い職場を見極める
インターネットの求人情報で見極める
転職サイトに掲載されている求人情報を見ていると、どの求人もそれほど悪くないように見えてくるものです。それら多くの求人の中から、他の職種の人たちと協力しながら働ける職場を見つけるには少しのコツがあります。現実的に考えて、人間関係の良い職場ばかりが求人を出しているとはいえません。
ポイントは、求人情報の内容ではなく掲載されている頻度です。定期的に転職求人をチェックしていると、頻繁に出ている求人があることに気づくかもしれません。何度も見かけるような求人は、人材が集まらない理由がある場合が多いものです。いくつもの転職サイトに掲載している求人も注意しましょう。ただし、求人募集は1ヶ月から3ヶ月ぐらいは掲載されているものなので、そのことも念頭に入れた上で判断することをおすすめします。
次に気をつけたいポイントが、待遇のよさが際立つ求人です。他と同じような内容なのに、給与が飛び抜けて高い場合には何か裏があるとまずは疑ってみましょう。実は仕事がかなりハードで、人がいつかない状態になっている可能性もあります。それだけ条件がいいのに人が集まらない、もしくは人が定着しないということは、待遇を蹴ってでも辞めたい理由があるからと考えるのが妥当です。
職場見学や面接で見極める
転職サイトの方針によっては、面接の前に職場を見学できる場合があります。見学が可能な場合は、ただ漠然と施設を見学するのではなく働く人の様子をよく観察しましょう。
ポイントは、あいさつがしっかりとできているかどうかです。当たり前のことですが、この部分に職場の人間関係の見極めポイントが隠されています。職員同士のあいさつだけでなく、施設の利用者との接し方などもよく観察しておきましょう。あいさつする余裕すらないような職場は、チームで協力できるような体制が整っていない可能性があります。
次に気をつけたいポイントが、職員の年齢層です。ベテランばかりの職場や年齢層が偏っている職場は、新人が定着しにくい可能性があります。ある程度の年齢になってから介護職につく人も多いので、単純に年齢だけで判断できるものではありませんが、いろいろな年齢層の人が働いている職場は人間関係が良好である可能性が高いとも考えられます。
いい介護チームは人間関係が良好
介護現場には様々な職種の人がいて、それぞれ別の立ち位置から利用者のサポートを行わなければなりません。チームとして機能していれば現場の雰囲気はよくなりますが、機能していないなら利用者にも影響が及んでしまいます。転職を成功させるためにも、現場の人間関係がどのようなものなのかに注目して慎重に判断しましょう。