協力しあう醍醐味を感じられる職種へ転職！職場の選び方

介護老人保健施設で学べることは多い

他の職種と協力して働く介護現場のひとつが介護老人保健施設（老健）です。チームワークを発揮できる職場への転職を考える際に、選択肢として候補にあがることが多い施設です。介護老人保健施設に入所するのは、病気などで医療ケアやリハビリが必要になった高齢者です。
特別養護老人ホームとは違い、在宅復帰を目指して医療ケアやリハビリを行う施設です。入所期間の目安は約3ヶ月から1年程度で、ターミナルケアまで行うことはほとんどありません。入所には要介護度が1以上という条件があるものの、比較的低めの入所者が多いのが介護老人保健施設の特徴です。介護チームと入所者が信頼関係を築くために使える時間は短いですが、目指すところが退所となるとお互いのモチベーションを高めやすくなります。医療ケアやリハビリを中心としたサポート内容になるため、介護職も含めたチームワークが思うようにならないケースがあることは確かです。しかし、さまざまな対応が求められる環境で学べることは多く、介護職としてのスキルアップにつながる経験を多く積める場所です。

ケアハウスとはどのような場所か

チームワークが重要になる介護老人保健施設に対して、そこまでチームワークが求められていないのがケアハウスです。ケアハウスとは、個人的な事情により自宅で生活することが困難な高齢者が入所できる施設で、軽費老人ホームと呼ばれることもあります。低価格で入所できる老人ホームという位置づけで、平成元年にケアハウスの制度ができました。ケアハウスでは、入浴や食事など日常生活を送るために必要なサービスや生活相談を受けることが可能で、車いすでの生活にも対応しています。介護保険上は居宅扱いで、外部の介護サービスを受けることとなっています。ケアハウスの入居者は要支援や自立の人もいるなど要介護度が低い人が多いのが特徴です。介護ケアの中でも簡単なケアやレクリエーションがメインなので、介護職の負担は介護老人保健施設などに比べるとかなり軽くなります。ケアハウスには「介護型」と「一般型」があります。介護型のケアハウスの場合は入所者の出入りが少なくなるため、介護職と入所者の間で信頼関係をしっかりと築いていくことができます。

介護老人保健施設で働きたいと思ったら

介護老人保健施設で働く職種についてもっと詳しく知りたいなら、全老健の「介護老人保健施設 求人情報サイト」をチェックしてみましょう。老健で働く職種と業務内容について詳しく解説しています。自分の専門分野以外の職種について具体的に知ることで、介護老人保健施設で働く自分をより具体的にイメージができるようになるでしょう。