介護職の醍醐味はチームワーク

「みんなで協力!介護の仕事はチームワーク」

人間関係のコツを知って他の職種と協力しあおう

介護現場における人間関係のコツ

介護現場における人間関係のコツ

介護現場の人間関係を良好に保つコツ

多職種が集まる介護現場は、コミュニケーションの方法を誤ると人間関係が一気に崩れてしまいかねません。良好な人間関係を継続するためには、意見の違いを受け入れて協力する姿勢が必要です。アドラー心理学によると、人間関係の悩みのほとんどは課題を分離することによって解決できるそうです。自分の心に引っかかる課題が誰の課題なのかをまず明確にしましょう。もしその課題が他の人の課題ならば、当事者以外の人が干渉すべきことではありません。ただし、管理職としての立場についている人ならば、メンバーの課題を自身の課題ととらえる必要があるでしょう。

視点を変えて考えてみる

自分の意見を述べたいときは、どうしても自分目線で考えてしまいがちです。しかし、話し合いの場にいる人すべてが自分目線で意見を述べていたらチームはまとまらないでしょう。そこで大切になるのが、相手の視点に立って考えてみることです。意見が異なる人がいるならば、自分とは違うとつっぱねるのではなく相手の置かれている立場を考えてみましょう。チーム全体が、利用者の立場になって考えてみるということも大切です。自分から見た相手、相手から見た自分、第三者が見た自分たちという3つの視点に立って考える習慣があれば、人間関係が悪化したとしても回復の糸口を発見できます。自分からそのようにして歩み寄っても相手がなかなか心を開かない場合にも、自分の意見や気持ちを押し付けず相手の立場に立って心を開けない理由を探りましょう。少し視点を変えるだけで、理解できなかったことがすんなり理解できる場合もあります。

信頼関係を構築する

信頼関係は一朝一夕に構築できるものではありません。しかし、コミュニケーション力を強化することによって、信頼関係構築までの時間を短くすることはできます。ひとつのテクニックとして覚えておきたいのが、「ミラーリング」です。人間は、自分と同じ言動をする人に惹かれる傾向があります。信頼関係を築きたいと考えている相手に接する際は、笑うタイミングを合わせたり同じ仕草をしてみましょう。もうひとつのテクニックとして、「バックトラッキング」というものがあります。これは、相手が発した言葉を繰り返す、もしくは発言した内容を自分の言葉に置き換えて繰り返すことです。そうすることによって、きちんと話を聞いて理解していることを直感的に理解してもらうことができます。

結局は思いやりが大事

多職種の現場で特に大事なのが、相手に対する思いやりです。利用者のためを思うからこその意見の対立も、根底には思いやりがあります。ポイントは、ひとりよがりの思いやりではなく相手の立場を理解した上での思いやりです。チームのみんなが思いやりを持って仕事に取り組めば、人間関係のトラブルでチームワークを乱すこともなくなります。

特集カテゴリ一覧

おすすめ記事

介護現場における人間関係のコツ 介護現場における人間関係のコツ
転職エージェントに相談しよう

今の職場に不満がある人へ